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うつ強迫不安のための認知行動療法

うつに対する認知行動療法とは

患者さんの気持ちに共感しながら話を伺います

治療者は、患者さんが経験した様々な困り事やネガティブな感情に共感し、その苦労を労いながら話を伺います。認知行動療法では、患者さんの気持ちに共感しながら話しを伺うことが大前提です。

悪循環への気づきを促します

憂うつな気分と認知(考え方)の悪循環の関係について説明し、患者さんがうつの悪循環のメカニズムを理解できるようサポートします。下の図は、うつの悪循環の概略図です。

うつの悪循環

  • ネガティブな出来事の一例として、仕事で失敗した時や対人関係でもめた時には、様々なネガティブな気分を感じるでしょう
  • ネガティブな気分になれば、ネガティブな考えが浮かびやすくなります(例: 自分へのダメ出しの考え)。
  • ネガティブな考えが浮かべば浮かぶほど、ネガティブな気分がさらに悪化してしまいます
  • ネガティブな気分が高まると、また余計にネガティブな考えが生まれてしまいます
  • この悪循環が長期間(2週間)続いてしまうと、誰でも「うつ病」になってしまいます。

認知と行動を少しずつ変えていく話し合いをします。

うつの悪循環が少しでも楽になるような認知(考え方)や行動(気晴らしなどの対処方法)を話し会います。
ネガティブな考えをいきなり180度ポジティブにする考え方や行動を見つけるのとは、ちょっと違います。いきなりポジティブな考え方に変えるのではなく、ネガティブすぎな考えを、少しずつ少しずつ、ネガティブすぎない考えに変えていくための話し合いを、患者さんのペースに合わせて進めていきます。

強迫性障害(強迫症)に対する認知行動療法

強迫性障害には、強迫観念と強迫行為の2つの症状があります。

強迫観念

自分の意志に反して、頭に浮かぶ不快な考え、イメージ、衝動のことです。自分でも「このような考えは現実的ではない」と分かっているが、どうしても頭に入り込んでしまう思考です。
大抵の場合、「万が一、とても恐ろしい危険やトラブルが起こってしまうのではないか」という心配ごとが頭に浮かびます。

強迫行為

強迫観念を取り払うために繰り返し行われる、過剰な行動です。「止めようと思っても、コントロールがきかず、なかなか止められない」のが、強迫行為の苦しいところです。

  • 鍵を開いていたら泥棒が入るかも
  • 手にばい菌やウィルスがついていて病気になるかも、汚れが家中に広がってしまうかも
  • 車で人を惹いてしまったかもしれない
  • 刃物で子どもを傷つけてしまうかも
  • 物の配置、場所などが整っているか気になってしまう
  • 本を読むと、文章を読み飛ばしていないか気になる
  • 大した物ではないのに、何か大切な物かもしれない、いつか役にたつかもしれないと考える
  • 鍵を何度も確認する
  • 繰り返し自分の身体や、自分の家を洗浄する(手洗い、・入浴、掃除、洗濯など) も
  • 自分が運転してきた道を何度も確認する
  • 刃物を使うのを過剰に避ける
  • 物が置いてある配置を何度も確認する
  • 繰り返し、文章を読み返す
  • 必要がない物を過剰に溜め込むようになり、家中に物があふれてしまう

強迫行為をしてしまう主な原因

  1. 「強迫行為をしておかないと、強迫観念の内容にある考えが、実際に起こってしまう可能性/確率が高まってしまう」と考えてしまうから(例: “鍵を10回以上確認しておかないと、家に泥棒が入る可能性が高い”と考えてしまう)
  2. 強迫観念の内容にある考えが、実際に起こってしまった時の、恐ろしさや損害を高く見積もってしまうから(例: “泥棒が入ると、家の財産が盗まれ家族が生活できなくなる”と考えてしまう)
  3. 強迫観念の内容にある、「万が一の危険やトラブル」が実際に起こる確率を完全にゼロにしなければいけないという責任感・義務感が強いから
  4. 強迫行為をすればするほど、「強迫行為をしたから、自分はトラブルを防ぐことができたのだ」という思い込みが続いてしまうから(例:“10回家の鍵を確認したから、家の泥棒が入る危険を防げたのだ”と思い込み続けてしまう)
  5. 強迫行為をすればするほど、「強迫行為をしなくても、何も恐ろしいことが起こらない」という事実に気づけなくなり、強迫行為が止められなくなる(例: 10回確認せずとも、1回確認すれば家の鍵は閉まっているという事実に気づけないまま、毎日10回鍵の確認をしてしまう)

まずは、強迫行為が止められなくなる悪循環のメカ二ズムを患者さんに理解してもらいます。
次に、強迫行為を引き起こす「不安を高める考え方」を、少しずつ変えていく話し合いを行います。
最後に、強迫行為を止める練習(曝露反応妨害法)を、少しずつ行います。

  1. 強迫行為が止められない悪循環のメカニズムを話し合う
    • “万が一の危険やトラブルが、実際に起こる確率を完全にゼロにして防がなくてはならない”と考えてしまうと強迫行為が持続してしまいます。このメカニズムについて話し合い、強迫行為の「もと」となる考え方を、理解してもらいます。
    • 強迫行為をすればするほど、「強迫行為をしたから自分は、トラブルを防ぐことができたのだ」  という思い込みが続いてしまい、強迫の悪循環が維持されてしまうことを話し合います。
  2. 強迫行為を引き起こす「不安を高める考え方」を、少しずつ変えていく。
    • 強迫観念の内容にある考えが、実際に起こってしまう可能性/確率を高く見積もりすぎていないか、話し合います(例: 泥棒が家に入る確率は限りなく0%に近いのでは?)
    • 強迫観念の内容にある考えが、実際に起こってしまった時の恐ろしさや損害を高く見積もりすぎていないか、話し合います(例: 泥棒が入ったとして、家に現金はほとんどないのでは?; 預金通帳を盗まれても、暗証番号までは分からないし口座も止めることができる)
    • 「万が一の危険やトラブル」は、実際には強迫行為をしようが、しまいが、結局完全にゼロにはできません。強迫行為は無駄な努力になっていることを話し合います(例:鍵が開いてようが、いまいが、泥棒はピッキングを使っていつでも入れる)
  3. 曝露反応妨害法で、強迫行為をせずとも危険は実際には起こらないことを体験する
    不安が考えを変えた後、少しずつ強迫行為の回数を減らす練習をしていきます(曝露反応妨害法)。このような練習を繰り返し、今までのように過剰な強迫行為をせずとも、「危険やトラブルは実際には起こらない」ということを体験してもらいます。
  4. 曝露反応妨害法で「慣れる」を体験する
    不安や衝動は、強迫行為をせずとも、不安のピークが過ぎて、時間を経れば徐々に少なくなる、「不安に慣れる」ことを体験してもらいます。さらに、繰り返し練習をすることによって、1回目よりも2回目の方が、不安は段々と小さくなっていく(慣れる)ことを体験する練習を行います。

監修医院概要


〒260-0028
千葉県千葉市中央区新町1-17 JPR千葉ビル4F

043-301-7007
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